スポンサーリンク

ネット通販における返品・交換について

ネット通販で商品を買ったけど自宅に届いて確認すると「不良品だった」「イメージと違っていた」「衣服のサイズが合わない」といったことは起こります。私もよくアマゾンを利用していますが、ごく稀に返品したくなるような低レベルの商品を注文してしまったと思うことがあります。このような場合は購入したショップに返品・交換できるのかどうか？、この記事にまとめてみました。

まず2009年12月1日にネット通販の法律が一部改正されました。一応正式名称を書いておくと「特定商取引に関する法律及び割賦販売法の一部を改正する法律」です。なんだか分かりづらいですね。

この法律改正によって、何が新たに制定されたかというと、ネット通販業者は返品条件をホームページで明記していない場合は、消費者に商品が届いてから8日間は返品に応じなければならない、といった内容が決められました。ですので、ネットで商品購入した人は、商品到着日から8日以内であれば返品できるます。しかし商品返送にかかる送料は購入者が負担しなければならないようです。（お客様都合の場合）

ネット通販を利用するとき、そのショップ（ホームページ）に返品・交換に関するルールが書いてあるかどうか？、まずは確認してみましょう。よくある「はじめての方はこちら」とか「ご利用ガイド」などに書いてある場合が多いです。さらに商品を注文する時に現れる「最終申込み画面」でも、この返品に関する特約を表示していないと、販売者（ショップ側）は8日以内の返品に応じないといけません。

このように、そのショップごとに返品・交換のルールを示した「返品特約」を明示しなければ、8日間返品ルールは適用されることになります。これは省令で規定されていることなので、詳しくはこちらのガイドラインをご参考ください。

通信販売における返品特約の表示についてのガイドライン

どんなケースが返品できる？

「返品特約」が書かれていないネットショップについては8日以内であれば返品可能ということが分かりました。しかし普通の企業であれば「返品特約」は書かれていますし、当サイトで紹介してるネットショップにおいては全て返品・交換のルールが決められています。

それでは「返品特約」がちゃんと書かれているネットショップについて、どのようなケースが返品できて、どのようなケースが返品できないのか？、もちろん販売者によって変わりますが、ここでは代表的な例を挙げてみます。

返品できる可能性の高いケース

○ネットショップが規定する返品日以内の場合
○未使用・未開封の場合
○商品の初期不良・不良品の場合

返品できない可能性の高いケース

○ネットショップが規定する返品期間を超えた場合
○レシート・領収証・保証証がない場合
○自分で開封した商品
○自分で実際に利用した商品
○自分で傷つけてしまった商品
○自分でお直し・クリーニングした商品
○自分の手元にて傷・破損・汚損が生じた商品
○組み立て途中・組み立て後の商品
○返品できませんマークやブランド品など、返品不可のご案内がある商品
○セール商品

ポイントなのは「ネットショップ側の都合」なのか「お客様の都合」なのか、という部分です。商品の初期不良・不良品といった「ネットショップ側の都合」の場合は、当然ながら返品できます。しかしそのネットショップが定める返品期間を超えてしまうと受けてもらえないショップもあります。

「お客様の都合」というのは、自宅に届いたけどイメージが違ったとか、衣類のサイズが合わなかった、といったケースです。この場合、例えばアパレル業界だと、そのネットショップが規定する返品日以内であれば対応してもらえるケースが多いです。しかしPCや家電製品などは商品を開封したり利用したりすると返品不可になるケースがほとんどです。

負担する金額について

「ネットショップ側の都合」の場合はこちらで負担することはありません。ちゃんとした企業だと業者を送り込んで無料で商品を回収してくれるでしょう。「お客様の都合」の場合は、返品する際の返送料は自分で負担することが一般的です。また代引き手数料を支払っている場合は戻ってこないと思っておいた方がいいです。

有名ショップの事例紹介

これまで書いたとおり、返品・交換のルールはネットショップによって異なってきます。ここでは代表的なショップのルールを掲載しておきます。

●有名通販ショップの返品・交換ルール

いかがでしょうか？少しでもネット通販の返品・交換についてお役に立てれば嬉しいです。

スポンサーリンク